ノートルダム・ド・パリ応援隊

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ノートルダム大聖堂の鐘

ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」の
「鐘 (Bells(英)/ Les Cloches(仏)」という歌は
ノートルダムの鐘つき男であるカジモドの
鐘に対する愛情をひしひしと感じさせてくれます。


パリのノートルダム大聖堂は1163年、
パリの司教モーリス・ド・シュリー Maurice de Sully により
建設が開始され、約200年の歳月をかけて建設されました。

そのノートルダム大聖堂の鐘が今年2013年、
大聖堂創建850年記念行事の一環として付け替えられます。
850周年記念行事ページに鐘の制作工程の画像あり)

元々あった大鐘(bourdon)と、後に加えられた鐘の音がうまく調和していなかったため、
小さな鐘のほうを取りかえることになりました。
鐘は教会の祭典などで荘厳さを与える重要な役割を担っていますから、
おそらく関係者としては、鐘のつけかえは悲願の1つだったでしょうね。


13トンを超すこの大鐘は「エマニュエル Emmanuel」という名前で、
「ヨーロッパで一番美しい音の器」とも呼ばれ、大聖堂の南塔にあります。
Wikipediaなどによれば、1400年にかけられた「ジャクリーヌ Jacqueline」という名の鐘が
1680年代に再鋳造され、「エマニュエル」と呼ばれるようになった、とのこと。
(ルイ14世(1643年~1715年)が命名。彼のお孫さんの名前らしい)
クリスマスやイースターなど特別な時にしか鳴らされることはありません。

元々、1378年には南塔に大鐘マリー Marieが最初の大鐘として
取りつけられていたようですから、この時代には既に大鐘が並んでいたのでしょうか。
(マリーは、Wikiでは「1472年鋳造」とありますが、
上記850周年記念行事ページでは「1378年鋳造の最初の大鐘」という表現)

「ノートルダム・ド・パリ」の舞台は1482年。
カジモドは、特に好きな鐘3つを「マリー」と呼んでいます。

朝日新聞の記事によれば、鐘を鳴らすのは危険を伴う作業であり、
その役目を負うのは一般の市民ではない人(つまり身分的に低い人)
とのことですが、ミュージカルにおいてカジモドは
鐘を鳴らす仕事を愛し、おそらく誇りにも思っています。


その後1789年にフランス革命が勃発し、
その他の教会同様ノートルダム大聖堂も様々な被害を受け、
大鐘マリーは、大砲などにするために
北塔にあったその他の鐘とともに壊されてしまいます。

エマニュエルも塔からはずされますが、幸い壊されることはなく、
1804年のナポレオンの戴冠式の時に南塔に戻されたとか。
(ナポレオンの戴冠式はノートルダム大聖堂で行われたのです♪)

ちなみにヴィクトル・ユゴー(1802年~1885年)が
「ノートルダム・ド・パリ」を執筆したのは1831年。

1844年~1864年に建築家のヴィオレ・ル・デュック Viollet-le-Ducは
フランス革命で被害を受けた大聖堂の大幅な修復を行い、
その一環として、1856年に新たな鐘が4つ付け加えられますが、
この時の鐘の質があまりよくなかったのですね。


つけかえられる鐘は、
北塔の8つの鐘と、南塔の大鐘1つ。
現在、南塔に大鐘エマニュエルがあるので、こちらには大鐘が2つ並ぶことになるはず。

その新しい鐘の名前も決まっています(カッコ内はその由来となった人)。

南塔の大鐘: マリー Marie (聖母マリア)約6トン・約2メートル

北塔の鐘(大きい順に):
・ガブリエル Gabriel(マリア様にイエス誕生を告げた聖ガブリエル)
・アンヌ・ジュヌヴィエーヴ Anne-Geneviève(マリア様のお母様 聖アンナ、パリの守護聖人)
・ドニ Denis(初代パリ司教 聖ドニ)
・マルセル Marcel(9代目パリ司教 聖マルセル)
・エティエンヌ Étienne(最初の殉教者 聖エティエンヌ)
・ブノワ・ジョゼフ(2005年~2013年の265代ローマ法王ベネディクト16世。
    フランス語では「ブノワ16世(Benoît XVI)」)
・モーリス Maurice(72代パリ司教モーリス・ド・シュリー。大聖堂の創建者)
・ジャン・マリー Jean-Marie(1981年~2005年の139代パリ枢機卿ジャン・マリー・リュスティジェール)

当代ローマ法王(もうすぐ退位されますが)の名前を頂いてるあたり、
さすがフランス随一の大聖堂ですね。


その新しい鐘9つは2013年2月24日現在、
ノートルダム大聖堂内部に一堂に並べられ、一般公開中。
Wikipediaではその写真を見ることができます。
(NHKニュース映像はこちら)*すぐにリンク切れになる可能性あり

上記NHKの記事によれば、明日2月25日にはこれらの鐘が吊るされる予定だそうです。

そして、来月3月23日、聖枝祭(枝の主日)に合わせて
その音色が初お披露目されます。

カジモドの「鐘」の歌にも
「枝の主日 the feast of Rameaux/la fête des Rameaux」が出てきます(≧▽≦)


塔に登れば以前からある大鐘エマニュエルを実際に見ることができましたから、
新しいマリーもエマニュエルとともに、吊られているところを見ることができるようになるかな?
ただ、どちらにしても狭い階段をかなり登らないといけないので、体力のあるうちにどうぞ!
・2001年ノートルダム大聖堂の塔に上ったときのレポート (「聖地巡礼」>「ノートルダム寺院」)
・ノートルダム大聖堂について、こちらの記事もわかりやすいです


鐘の付け替え費用は全て寄付金で賄われるそうです!!
現在の大阪城も同様に100%寄付により建てられましたが、
市民に愛されている証拠ですね(^^)。


ミュージカルでは、いくつもの鐘が吊り下げられるシーンが出てきます。
パリに行けない皆さま、ぜひ日本の舞台で鐘を味わってください♪♪

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Mew

Author : Mew

2013年来日公演したミュージカル
ノートルダム・ド・パリ」、及びフレンミュージカルを応援中!ノートルダムでオリジナル・グランゴワールを務めたブリュノ・ペルティエも熱く応援中!


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