ノートルダム・ド・パリ応援隊

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ノートルダムのダンサーということ | NDP座談会 (2)

ノートルダム・ド・パリの座談会、
ダンサーの亀谷遊香さんのお話。

イープラスさんがアップされている動画のほぼ再掲ですが、
記念のまとめということで。

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オーディションとジレンマと運命と

亀谷さんがノートルダムのダンサーのオーディションを受けたのは、
初演時の第1グループから移行して、
次の第2グループを作る、という時期。

ノートルダムを上演した大きな劇場パレ・デ・コングレの地下で
たくさんのダンサーが集まったオーディション。
お友達のつきそいで行ったはずの亀谷さんも
なぜかオーディションを受けることになり、そして見事に合格!

しかし彼女は、文化庁在外芸術研修としてパリ滞在中。
ノートルダムの仕事を受けるとなると、
そちらの勉強をキャンセルしなければならない。
芸術か、芸能か。

そして、仕事をするにはビザが必要だけれど、
ビザを取るためには仕事がないといけない・・・。
ジレンマだらけですね(^^;)。

ひとまずその時はノートルダムを断って勉強を続け、
さあ帰国しようかと思って手続きをしにいこうとしたまさにその日、
再びノートルダムのオーディションの張り紙が。
これは縁だ!と思って受けたら、やっぱり見事合格!!

ほんとにすごいですよね!!!!!!!

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ノートルダムのダンスとは

「ノートルダム・ド・パリ」では、ダンサーと歌手は完全分業。
2013年日本公演カジモド役のマット・ローランの言を借りれば
それぞれの分野のスペシャリストが得意分野を担当している、そんな感じ。

しかし、分業ではあるけれど、ダンサーもしっかり演技しています。
ダンサーが演じるのは、クロパンが率いる「サン・パピエ Sans-Papier」たち。
直訳すれば「(正式な)書類を持たない」人という意味で、
現在も続くフランスの移民問題の1つの象徴。

DVDなど動画を見ていただければよくわかりますが、
そのサンパピエの「怒り」を、ダンサーたちは存分に表現しています。


亀谷さんが指示されたのは、
「ダンサーだけど、役者のように表現してほしい」ということ。
彼女がオーディションで選ばれたのも、顔の表情がよかったから。

ノートルダムの振付家は、マルティーノ・ミューラー Martino Müller。
彼が実際に振付をやって見せてくれたそうですが、

振りの1つ1つにドラマがある

言葉を全部、振付にしたんじゃないだろうか

踊りが好きな人なら、振りを見ただけで
ここは何を言いたいのかすぐわかる


・・・そんな感じの振付♪♪♪


コンテンポラリー・ダンスをこれほどまでに
芸術として昇華させたのが素晴らしく、
そして、コンテンポラリーなだけに
即興ができるダンサーを集めてるんだそうです。

フェビュスが陶酔状態で歌う「Déchiré デシレ」(引き裂かれる)
(英語タイトル「Torn apart」)。

真っ暗な舞台でフェビュスがスポットライト浴びながら
歌うのですが、そのバック・ダンサーのダンスは全部即興!!
かなり激しく踊ってますが、全部即興!!!!!
すーごーいーーーーー。

女子チームの場合だと、エスメラルダの「Bohémienne ボヘミアン」で
即興でエスメラルダにからんだり、ぽーんと入っていったり。

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実際のノートルダムの舞台や、いかに

ノートルダムのオープニングは荘厳な感じの音楽、
大きなガーゴイルの像+四角い巨石が置かれたシンプルな舞台に
透明感のあるブルーの照明、で始まります。

ダンサーたちは寝そべった形で舞台が始まるのを待つのですが、
美術と照明が本当に綺礼なので、
寝ながら見ていて、きれいだな~っと思っていると、
いつのまにかジプシーになってしまっている、
そんな感じだったそうです。

演じるのではなく、自然と体と心がジプシーになっていた。

それは、美術や照明や歌など全ての舞台装置が
オープニングから素晴らしいという証拠。


そして、男性が女性を肩に乗せたり、振り回したりする場面もあるのですが、
亀谷さんは体が小さかったためか(日本人女性としてはほどよい身長だと思いますが)、
男性ダンサー(ゲイ(笑)。ダンサーに多いらしい)に
ぶんぶん振り回される感じだったとか。

そして、演じるのはサン・パピエだけではなく、
「愛の谷」の娼婦たちも♥ ♥

ウィーン・ミュージカルもそうですが、
欧米圏の文化ってこういうところ、はずしませんよねえ(笑)。

一瞬ヌードかって思わせるようなベージュの全身タイツに
縄がところどころ巻かれているのですが、

そのセクシーな全身タイツも、亀谷さん、やったんですって(≧▽≦)

「この縄どうやって巻くの?」っていう感じだったそうですが(笑)。


他に、エスメラルダが処刑された最後のシーンで
数名がロープで吊るされ、中空に浮いていく・・・
というのがあるのですが、それもダンサーの担当。

でも、ロープ一本で全体重を支えるものだから、
・・・痛い・・・・!!!!

結構な高さ(5M以上?)があるけれど、怖いというよりは
・・・痛い・・・・!!!!

しかもその状態で体をだらっとしていないといけない。
ただ、後半は体を起して動けるようになるので、
楽になるし、楽しい。


ちなみに、アクロバットとダンサー、これもまた完全分業。

アクロバット・チームは
壁づたいに歩いたり、鐘の上に乗ったり、
頭でくるくる回ったりしている方々。



亀谷さんにとって、このノートルダムに参加していた時が
人生で一番よく踊り、というより、暴れた、
そんな感じだったとか。

それだけ体力を消耗する舞台だったんでしょうね、
いつもくたくただったそうです。


そして、助けてくれたのは、ゲイのダンサーたち(笑)。
さすが愛の国!

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Profile

Mew

Author : Mew

2013年来日公演したミュージカル
ノートルダム・ド・パリ」、及びフレンミュージカルを応援中!ノートルダムでオリジナル・グランゴワールを務めたブリュノ・ペルティエも熱く応援中!


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