ノートルダム・ド・パリ応援隊

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ノートルダム大聖堂 (1) ファサード

パリのノートルダム大聖堂は、ヴィクトル・ユゴーの小説
「ノートルダム・ド・パリ Notre-Dame de Paris」の舞台です。

「ノートルダム」とは、直訳すれば「我らの貴婦人」で、聖母マリアを表します。
2015年現在852歳。初期ゴシック建築の最高峰とも言われ、
パリ大司教座の置かれた格の高い聖堂であり、世界遺産。

1163年に建築が始まり、今のような姿まで完成したのが1250年頃。
69mの高さを誇る大聖堂は、当時の規模からして相当高いもので、
パリ市民にとって、まさに天に昇り行く感じであったと思われます。

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大聖堂前広場には、「ポワン・ゼロ Point Zéro」と呼ばれる
パリの起点となる場所があります。

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1789年以降のフランス革命の時代、ファサードの彫刻群は大きな被害を受けます。
「王のギャラリー」の「王」たちも、フランスの王であると誤解されて、
首が破壊されてしまいました。
ユゴーが1831年に発表した「ノートルダム・ド・パリ」のおかげで修復の機運が高まり、
1844年~1864年に建築家のヴィオレ・ル・デュック Viollet-le-Duc等の修復により
今見る姿のファサードの姿になりました。

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左より「聖母マリアの門」「最後の審判の門」「聖アンナの門」。
(こちらにファサードの詳しい解説をされているページがあります)
上部にあるのが「王のギャラリー(回廊)」。ユダヤやイスラエルの28人の王の像。

破壊された像の頭部は、1977年偶然発見され、
現在クリュニー美術館で見ることができます。
「王のギャラリー」はパリのノートルダム固有の名称ではなく、
アミアンやシャルトルの大聖堂にもあります。

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私は近寄りすぎてずんぐりむっくりな写真になってしまっていますが、
同じ高さで撮られた写真を見ると、しゅっとした美男美女ぞろい。
そして、皆、見えやすいようはっきりと頭を下に向けています。

「王のギャラリー La Galerie des rois ラ・ガルリー・デ・ロワ」
・・・と聞いて、思い出しませんか?
そう、ミュージカル「ノートルダム」の「アナルキア(=アナンケ)」のシーン
グランゴワールとフロロが語っています。
(*現在の公演では「アナルキア」⇒「アナンケ」に変更

(グランゴワール)
あなたにお見せしたい
「王のギャラリー」の向こうの石に刻まれた文字を
教えていただけませんか
この「アナルキア」の意味を

( 「ノートルダム・ド・パリ」全曲初演版CDより)


・・・しかし・・・王のギャラリーの「向こう側」って、どこ・・・?
(原文: sur une pierre au-delà de la Galerie des rois)

お話は1482年という設定だから、今とは違う状態でしょうけど、
位置関係はそんなに変わっていないと思うのですが・・・。
グランゴワールよ、そこ(地上?)からその文字は見えたのか?

ちなみに、「アナンケ」はユゴー先生が
「ノートルダム・ド・パリ」の小説を書くのに
インスパイアを受けたという大切な言葉。
小説では、フロロの怪しい隠れ部屋の壁に
フロロ自身が刻んだものとなっています。

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左より「聖母マリアの門」「最後の審判の門」「聖アンナの門」
(聖アンナは聖母マリアのお母さん)
中央の「最後の審判の門」がメインの入り口で、
特別な機会にしか使われません。

これらの門の間に置かれている4体の像。
左からサンテチエンヌ、教会、シナゴーグ、サン・ドニ

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(左)一番左端に位置するサンテチエンヌ(ステファノ)
(右)一番右側に位置するサン・ドニ(推定)

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(左)「教会」を人物で表した像。左から2番目に位置。
(右)「シナゴーグ」を人物で表した像。右から2番目に位置。
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聖母マリアの門の左側の壁に並ぶ像。
右から2番めは聖ドニ(サン・ドニ)なのですが、
頭には首がなく、自分の首を手に持っています。

首を切られて殉教したサン・ドニは、
自らその首を拾い上げ、説教をしながら数キロメートルを歩いた
・・・という逸話があり、それを表す像なのですね。
両側には天使が寄り添っています。

サン・ドニが説教をやめ、最終的に亡くなった地に
サン・ドニ大聖堂が建てられたのだそうです。
ここには多くのフランス王族が眠っていて、
ルイ16世やマリー・アントワネットも同様です。
そして、サン・ドニはフランスの守護聖人。


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飛行機雲の筋が大聖堂を彩るパリの朝。


 ⇒ <次> 地上にたたずむ鐘


ノートルダム大聖堂2015
(1) ファサード
(2) 地上にたたずむ鐘
(3) バラ窓と内部


[2015年9月27日]



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Mew

Author : Mew

2013年来日公演したミュージカル
ノートルダム・ド・パリ」、及びフレンミュージカルを応援中!ノートルダムでオリジナル・グランゴワールを務めたブリュノ・ペルティエも熱く応援中!


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