ノートルダム・ド・パリ応援隊

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モンフォコンのハゲタカよ

聖地巡り最終編その①

「ノートルダム・ド・パリ」の最後の歌「Danse mon Esmeralda 踊って僕のエスメラルダ」には
「モンフォコン」という名前が出てきます。

Mangez mon corps, buvez mon sang
Vautours de Montfaucon
Que la mort au-delà du temps
Unisse nos deux noms
この体を喰え この血を飲め
モンフォコンのハゲタカよ
時を超えた死が
僕らの名前を結びつけてくれますように



では、この「モンフォコン Montfaucon」って何?

それは、物語の当時(1482年)パリ北東部にあった処刑場(Gibet de Montfaucon)、
あるいはそれを含んだ死体処理場(死体を捨てる場所)(Voirie de Montfaucon)のこと。
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左側の画像・・・たくさんぶらさがってますね・・・(^^;)

ヴィクトル・ユゴー先生の原作の最後「カジモドの結婚」の章には
モンフォコンの記述が出てきます(↓若干省略あり)。

モンフォコンは、ソーヴァルが語ったように、「王国で最も古く、最も素晴らしい絞首台」だった。
フォブール・デュ・タンブル通りとフォブール・サン・マルタン通りの間、
パリの城壁から約300メートルのところ、
傾斜をほとんど感じないほどのなだらかな丘に、奇妙な形をした建物がある。



古くは1270年にはこの絞首台の記述があり、
1629年に最後の処刑が行われた後、17世紀にはほとんど打ち捨てられ、
最終的には1849年に完全に姿を消したようです。
この絞首台で処刑があっただけではなく、
処刑された死体を埋める場所でもありました。

ユゴー先生の原作では、エスメラルダがグレーブ広場で処刑された後、
このモンフォコンにその遺体が運び込まれます。
カジモドはここに来て、彼女の体に寄り添うようにして亡くなります。
ミュージカルの最後の曲「踊って僕のエスメラルダ」は
その時のカジモドの心境を歌い、彼の愛を永遠へと昇華させる歌。

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聖地巡りとしては外せないこの場所には、行ったことがありませんでした。
昔はウィキペディアなどもなく、全然情報が得られず、
本当にあったんだか(あったとは思っていたけど)、場所はどこか何もわかりませんでした。
しかし、Twitterで情報がネットにいろいろあると教えていただき、
今回パリへ寄ることになって、あらためて場所を調べて行ってきました。

場所はパリの東駅の東方、コロネル・ファビアン広場 place du Colonel-Fabien近く。
この付近にはサン・マルタン運河があり、この地区がゆるやかな傾斜になっているのがわかります。

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サン・マルタン運河とモンフォコンがあったと思われる地区

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コロネル・ファビアン広場

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今は静かな住宅街

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・・・あ!あった!
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実は、ネットでこれの写真を見かけたのですが、場所がわからなかったんです。
この界隈を散策気分で歩いていて、忘れた頃にひょこっと出くわしました。

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「Histoire de Paris パリの歴史」
聖地巡り最終編②でも、これと同様のものが出てきます。
きっとパリのあちこちにあるんでしょうね。
そして「Gibet de Montfaucon モンフォコン絞首台」の文字!

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モンフォコン絞首台の絵も刻まれています。
・・・よく見ると、ここでもぶらさがってますね(^^;)。
こういうものでも石碑にして紹介するんだなあ、とも思います。


「Danse mon Esmeralda」から始まったノートルダムの旅。
そう、最初にこの歌を訳したんですよね。
まだノートルダムの舞台も見たことがなく、
仏検の級を取ろうとも思ってなかったフランス語ペーペーの頃。

・・・やっとここまでたどりついたなあ・・・

この石碑が愛おしかったです。


聖地巡り最終編その② パリの城門とサン・ドニ通り

その他の聖地巡礼編はこちら







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Mew

Author : Mew

2013年来日公演したミュージカル
ノートルダム・ド・パリ」、及びフレンミュージカルを応援中!ノートルダムでオリジナル・グランゴワールを務めたブリュノ・ペルティエも熱く応援中!


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