ノートルダム・ド・パリ応援隊

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(6) ノートルダム凱旋公演観劇記 ~ キャストの感想 ~

ダニエル・ラヴォワ(フロロ)の演技についてはこちら⇒ (「フロロとカジモド」)でたっぷり語っていますので、どうぞご一読を。




彼以外のキャストについては、いつもと同様初見のキャスト中心です。
今回の凱旋公演はスタートから1週間はファーストキャスト・オンリー上演。そのため、私が見たのは全てファーストキャストです(未見のキャストは見てみたかったなあ)。全体的に見て、キャラクターのイメージにぴったりな王道派タイプの役者揃いという印象です。

Hiba Tawaji (エスメラルダ)
アルジェリア出身のタワジちゃんは、プロモーションの動画や写真で見ていても、エキゾチックな雰囲気たっぷりでしたが、舞台でもそのイメージ通り。演出家ジル・マウがこの作品で目指す「異国感」がとても強く感じられた気がします。そしてセクシーかつキュート。

カジモドが鞭打たれるシーンで、エスメラルダは彼に水を差しだします。クロパンに促されて歩み寄ろうとするも、タワジちゃんのエスメラルダは大きく躊躇し、クロパンの顔を見つめ、もう一度クロパンに促されてカジモドの前に進み出る・・・という流れ。

ここ、役者によってはほぼ何も躊躇せずに渡す場合もありますが、タワジちゃんはかなり戸惑っていました。ちょっと怖がっているというか。こういうところで役者によるエスメラルダの個性が出ますね。躊躇しない場合は女王様的な雰囲気が強まりますが、こういう演技だと等身大の感情が感じられて、より彼女に感情移入できました。



Jay (クロパン)
プロモーション動画などで見ている時には特に何も感じなかったのですが、実際に見てみて一番「良い~!」と印象が変わったのがジェイ。動きも歌もとてもよかったです。でも、どういう特徴があるんだろう・・・とずっと考えてみたけど、よくわかりませんでした。王道タイプ、っていうくらいかな。兄貴肌というよりは自分で戦う戦士タイプ。そして、瞳の奥に垣間見える絶望の色・・・どこか、もう俺たちに望む世界は手に入らないんじゃないかと思いつつ、でも、それでも戦うんだ、というような感じ。



Angelo Del Vecchio (カジモド)
「フロロとカジモド」のところでも書きましたが、アンジェロの演技も歌も素晴らしかったです。力強い、しっかりした歌声が彼の魅力ですね。アンジェロのカジモドは今回が初めて。(台湾でクロパン役では見ました。近藤勇みたいな兄貴タイプのクロパンが素敵で強く印象に残ってます♪)

実は私、彼が20代だと思ってなくて・・・(1991年生まれの26歳)。カジモドの実年齢に近いのですが(笑)、いい意味で若さを感じさせなかったです(素顔のお肌はツヤツヤしてますけどねw)。その背中にしょったカジモドの哀しみを迫るように訴えかけてくる歌声。
そしてフロロといる時にはワンコになっているカジモド(^^)。



Alyzée Lalande(フルール・ド・リス)
アリゼちゃんのリスも、やっぱり王道タイプだと思います♪ 最初は純情可憐、後半ではきりりとクール。
初代リスのジュリー・ゼナッティのように「R」の音を響かせるような歌い方ではないので(というか、ああいう歌い方をするのはジュリーだけかも・・・)、怨念のようなものは感じませんが、冷ややかにフェビュスを見下ろす視線がよかったです。

今回、衣装が変わって華やかさが加わり、可憐な雰囲気の時には可憐さが、2幕のクールな演技にも合う衣装でした。
でも、新衣装でもどうも下着感があるなーと思っていたら、今回もノースリーブなんですよね。当時の貴族の娘がノースリーブはないと思うんですけど、どうなんでしょう。



Martin Giroux(フェビュス)
ちょっと鳩胸?なフェビュスでした(太ってるとは思わないけど、胸周りがごつい印象が)。
そして、アジアツアーのイヴァンのフェビュスのように、真面目に悩むこともなかった(←当たり前なんですが、なぜか寂しい(笑))。そういう点で、彼も王道タイプのキャラ作りなのかなと思います。
ノートルダム公演が始まって様々な記事が流れてきたのを見ていると、良かったキャストの中に彼の名前も結構挙がってました!



Richard Charest (グランゴワール)
お布団シーン(変更点)等でもういろいろ書いてますが・・・Richardののびやかな歌声も素敵でした~♥

Thank you Julie Lagier for these photos ! (写真をクリックすると、Julie Lagier さんのFacebookページにジャンプします。他にもノートルダムの素敵な舞台裏写真を見ることができるので、ぜひどうぞ!)


さて、今回コッシアンテ先生をお見かけしたので質問させていただいたのですが、今でも日本語公演を考えておられるとのこと!(フランス語公演について突っ込んで聞かなかったので不明ですが・・・)日本語版公演、フランス語版公演、それぞれ日本で実現することを祈りましょう!

16Paris03-1.jpg
(左から)リシャール・コッシアンテ(作曲)、リュック・プラモンドン(作詞)、ダニエル・ラヴォワ(フロロ)


「ノートルダム・ド・パリ」は永遠に不滅です!
日本語版、フランス語版が来ることをお待ちしています!

    ~ 「ノートルダム・ド・パリ」 2016年パリ凱旋公演観劇記 終わり ~



ノートルダム凱旋公演2016観劇記
(1) 凱旋公演に至るまで
(2) フロロとカジモド
(3) フロロの転換点
(4) 演出の変更点
(5) 写真
(6) キャストの感想





Comment

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今日は。
なんだかノートルダムに触れたくてことらを読み返していたところすごく重大なな読み落しを発見。
日本語公演???
そしてフランス語公演。
フランス語公演は本当に本当に本当に来てほしいのですが、
日本語公演!
この作品を知った当初日本人がやるとしたら誰だろう?と考えたこともあったのですが、日本のミュージカル界の実力ではまだ無理だろうと。(すっごく失礼ですよね。でも日本のミュージカルも愛しています。愛したうえでそう思ってしまいました。)
まずエスメラルダが浮かばない。
唯一思いついたのが故・本田美奈子さん。フルール・ド・リスは美奈子さんつながりもあって元宝塚の森奈みはるさん(これは私の願望が思い切り入っています)でしたけど本田さんは故人ですし森奈さんは年齢的にちょっと・・・。
とにかくこの作品には日本の女優さんは線が細い気がしますが(その点韓国の女優さんはしっかりしている。ネットで少し見ただけですが)それでも演出家の先生は日本語公演を考えていらっしゃるのでしょうか・・・。
私的にはこの作品のイメージが変わってしまうのではないかとすごく心配。
主役はやっぱり日本人にやってもらいたいですし。
そこは演出家の先生の腕次第?
Mew様はどう思われますか?
ちょっとびっくりしてしまったので思わず書いてしまいました。
長々失礼いたしました。
  • posted by -
  • 2017.02/11 12:40
  • [Edit]

NoTitle

メッセージをどうぞ
連投失礼いたします。
ちょっとびっくりしたものでつい書きすぎた部分もあるかもしれません(削除していただいて構いません)
なんだか自分で書いたものを読み返して、思い込みが強すぎますね。
この作品、どんな人がどんなふうに演じても人間のいろいろな側面が見えてくるのが魅力なのに。
少女のようなエスメラルダ、少しお姉さんのリスも面白いかも。
色々な可能性のある、素晴らしい作品に出会えたことに感謝です。
  • posted by -
  • 2017.02/11 14:30
  • [Edit]

コメントありがとうございます!

わーい!長文コメントありがとうございます!
ちょっと今日は時間がないので、また明日じっくりお返事させていただきますね!
  • posted by Mew
  • 2017.02/11 21:37
  • [Edit]

NoTitle

こんにちは!日本語公演の話は、日本初演の時にコッシアンテ先生が最初にお話されていました。実現してほしいですね~!

本田美奈子さん・・・イメージぴったりですね!!!もうかなわないのがとても残念ですが・・・ご存命なら、年齢にかかわらず(たとえ本公演が無理でも)歌っていただきたかったです。

私の中では、原作のエスメラルダが16歳でかわいい印象があるんです。役者によって大別すれば、セクシー系とかわいい系のエスメラルダがいる気がします。

ロンドン公演で見たダニー・ミノーグもかわいい系で線の細いタイプなんですが、迫力もあり、素敵なエスメラルダでした(^^)。

リスについても、去年HPを新しくした時に、原作では意外に年齢が上ということに気が付いたんです(笑)。ちょっとお姉さんなリスもぜひ見てみたいです♪
  • posted by Mew
  • 2017.02/12 20:55
  • [Edit]

お返事ありがとうございます。

メッセージをどうぞ
遅くなって失礼いたしました。
しかも前の記事名前が漏れていて重ね重ね失礼いたしました。
私が知っているエスメラルダはセクシー系かミステリアス系なのですが、かわいい系のエスメラルダもいたんですね。
しかもリスは原作ではお姉さん。
それなら日本でもできるかも。
エスメラルダの行動、気になったかっこいい人にちょっかいを出してその考えのなさを兄貴に怒られるという少女そのもの。
そこから彼女の片思いが始まって、天真爛漫な少女がまだ世間というものを知らずに男の欲望に巻き込まれていくストーリーからすると日本人の線の細さは逆にエスメラルダにあっているかもしれません。
後は歌ですね。(あとは美貌がわたし好みでありますように)
でも歌は上手な人が増えてきているので心配はないですか。
そう考えると逆に楽しみになってきました。
後は歌詞。
特に「ベル」は変な歌詞になりませんように願っています。
少女のエスメラルダとお姉さんリス。
早く観たいです。
もう決めつけてます←(笑)だめですね(笑笑)
フランス語公演ともども早く実現しますように。

それと三銃士や赤と黒の感想もお待ちしています。

それにしてもフランス版のDVDの発売待ち遠しいですね。
この作品本当にまずいです。
禁断症状出てきます。
もっともっと仲間が増えて早く日本に来ますように♡
長々失礼いたしました。


  • posted by のじら
  • 2017.02/16 11:37
  • [Edit]

のじらさんへ

お名前ありがとうございます(^^)。

エスメラルダ、あんなフェビュスみたいな男にコロっと参ってしまうあたり、やっぱり少女なんですよね。でも、舞台では野郎どもの煩悩をそそるしぐさをしてるし、「ベル」では男たちのど真ん中で仰向きに寝てるし(笑)、セクシーさも間違いなく強調されてるんですけどね。

どんな女性でもいろんな面を持っているように、エスメラルダもいろんな表情を持っていると捉えるといいかも。リスも、舞台では14歳ですが、2幕のあの情念は大人の女ですよね!

日本でやるなら、最近はやりのダブルキャストで、いろんなタイプのエスメラルダとリスを見たいな~♥

歌詞・・・最近歌詞についていい意味でも悪い意味でもいろいろ思うことがあるだけに、心配ではあります・・・(←日本版の上演が決まってから心配すればいいですがw)。まあとにかく、オリジナル通りにやってほしいです!変な改変はしないでほしい~~(祈)。

新DVDの発売はいつになるんでしょうね。アーサー王ほどには遅くならないと思うけど(舞台上では映像がほとんど使われておらず、その処理の必要がないから)、そんなに早くには出ないかもですね・・・。

ノートルダム談義はどんなにやっても飽きることはないので、長文大歓迎です(^^)。気が向いたら、いつでもお越しくださいね。
  • posted by Mew
  • 2017.02/16 22:40
  • [Edit]

NoTitle

メッセージをどうぞ
ありがとうございます。
実は私のまわりにはノートルダムファンがいないのでものすごくうれしいです。
来日公演は、20年以上一緒にミュージカルを見ている友人も洋楽好きで「ジギルとハイド」は大丈夫だった旦那さんも反応はいまひとつで欲求不満でした。
なので、またお邪魔させていただきます。
その時はよろしくお願いします。
  • posted by のじら
  • 2017.02/17 22:25
  • [Edit]

のじらさんへ

私がそもそもこのサイトを作ったのは、少々布教活動してみても、「素敵だねー」とは言ってもらえても、それ以上にはなかなか至らなかったからです・・・(笑)。大海の孤島で愛を叫んでる気分でした。ですので、いつでもお越しくださいね~♪

台湾公演、そしてまたフランスツアーも始まりますので、楽しみですね(^^)
  • posted by Mew
  • 2017.02/18 21:19
  • [Edit]

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Author : Mew

2013年来日公演したミュージカル
ノートルダム・ド・パリ」、及びフレンミュージカルを応援中!ノートルダムでオリジナル・グランゴワールを務めたブリュノ・ペルティエも熱く応援中!


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